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福岡人が「ホモ・ルーデンス」と呼ばれる理由、「ホモ・ルーデンス」とは? [博多の文化]

ホモ・ルーデンス」と言う言葉をご存知でしょうか?


ホモ・ルーデンス」とはラテン語で「遊ぶ人」と言う意味なんだそうですが、人は自らの存在意義を「遊ぶこと」に見いだすというのがどうやらラテン民族では当たり前らしい。


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もっともラテン民族に限らず欧米人は一般的に「休む=遊ぶために仕事をする」と言う発想に立っているといわれます。


日本人はどうかと言うと「仕事をするために休む=遊ぶ」というと言うのがこれまでのライフスタイルだったような気もします。


つまり、欧米のバカンスに代表されるように休暇そのものの捉え方が根本的に違うのです。^^;



オランダの歴史学者のホイジンガは、人間の本質はホモ・ルーデンスであるとした。



日本全体から見ると福岡人がホモ・ルーデンスだと呼ばれる理由は、市民を挙げての祭りが多いことからも分ると言う。



日本に限らず世界中どこでもお祭りのときは、多少ハメを外して騒ぐのが習わしなんですが、年に1回と言うところが多い。



でも、博多にはどんたく、山笠、放生会と呼ばれる博多三大祭はもとより、恒例の祭りやフェスタなどなどが至るところで行われています。^^;


中洲ジャズなんかも今年で9回になるが、福岡市ではすっかり「9月のお祭り」として定着してきた。



日本の他の都道府県の方からすると、福岡の人が祭りのために働いているようにも見えるんだそうです。^^;


我々福岡に生まれ育った者からすると改めて考えるようなこととは思えませんが、例えば「山のぼせ」に代表されるように祭りに浮かれて足が地につかないような人をバカにしたり、批判したりする気質がないのが不思議なんだそうです。



福岡人はずっと昔からお祭りの数を増やして何かにつけて騒ぐのが大好きな市民性が根付いている。



「飽きやすの好きやす」と呼ばれる気質も、次から次に新しい文化を取り入れることに何らためらいもない先取りの気質があるから、同じことをずっとしていられないという傾向があるかもしれません。



地理的にも大陸と近かった昔からの国際都市である福岡市「お祭り男」を寛大に受け入れる土壌があると言えます。


圧倒的に強いソフトバンク・ホークスを応援する時もお祭り騒ぎですし、優勝するとホークス祭りやホークスセールがあるのももはやお祭りのひとつになっている様な気が致します。



「人は働くために生まれてきたのではない!」と言う言葉を改めて言わなくても、福岡では当たり前のことです。



こんなことを書くと、東京に本社を置く大企業なんかの人事課の方は、福岡出身の人は勤勉・勤労じゃないけん採用せんバイ!!と言われるかもしれませんけどね~。(爆)


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日本国民の三大義務が「勤労・勤勉・納税」だなんていわれても、そげなこと知らんバイ!!と謹んで申し上げたい。



そげな封建的なコンセプトの下で、まるで整合性のない「働き方改革」などいくら唱ええても馬耳東風とはこのこと。







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