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柳橋の連合市場に記念撮影用の顔出しパネル登場 [観光スポット]

古くから「博多の台所」として知れ親しまれてきた柳橋の連合市場



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ここ20年前ぐらいからの郊外ショッピングセンターの乱立で、柳橋の連合市場内の店舗の閉店も増えて、一般客も減少していることは、残念なことに、博多に長く暮らしてきた私の目から見ても明らかです。



日本全国の商店街が郊外ショッピングセンターの煽りを食らっている中、多くの商店街や市場と呼ばれる小売店の集合体は壊滅的なダメージを受けていると言っても過言ではありません。



買い物に行くにも、交通量の多い日赤通りを通り、福岡市内でも屈指の渋滞交差点で知られる薬院交差点を右折して、有料の駐車場にクルマを止めるとなると、おいそれとは足を運ぶわけにも行かなくなる。



では、バスや地下鉄などに乗ってまで連合市場に良く魅力があるのか?



柳橋連合市場の後継者問題は日本全国の商店街や市場などの後継者問題にも通じるところがあるはず。



そのような状況の中で、近年増加傾向のインバウンド(外国人観光客)にも市場を楽しんでもらおうと、記念撮影用の顔出しパネル2枚が登場しました。



発案したのは柳橋連合市場の青年部。



パネルのデザイン・制作は九産大九州高校のモダンアート部と漫画研究部の1,2年生40人が担当。



柳橋連合市場の青年部に九産大九州高校のOBがいたことで、モダンアート部と漫画研究部に制作協力をお願いしたと言う。



2枚のパネルのテーマは「柳橋連合市場」と「博多」。



「柳橋連合市場」をテーマにしたパネルは、鉢巻を巻いたブタや博多の名産品である辛子明太子を擬人化して手足が描かれた図柄。



もう一つの「博多」をテーマにしたパネルには明太子を食べる女の子や博多山笠の法被姿の男たちが描かれている。



どちらのパネルにも、穴が空いており、記念撮影を楽しめるようになっている。



九産大九州高校のモダンアート部と漫画研究部の1,2年生は、自分達が制作した2枚のパネルが柳橋連合市場の観光に役立つことが嬉しいと語り、市場の青年部は先の事を考えて新しいことを積み重ねて活きたいと抱負を語った。



何に魅力を感じるかは人それぞれであるが、魅力を感じない人が多くなってきているから確実に一般客の足が遠のいている事実を再認識する必要もあると思う。



だが、何もしないことは更なる衰退を招くだけ。



おりしも、郊外ショッピングセンターの長時間労働が是正される懸念もあり、改正大規模小売店舗法も再考される時期となっています。



似たり寄ったりの品物を朝早くから夜遅くまで販売することが、顧客の求めるサービスに繋がっているとは言い難く、長時間労働や公休出勤の温床にもなっている。



規模の大小を問わず、多くの小売店が空前の人手不足に喘いでいる。



高齢社会を考えた時に、改めてクルマを使わなくても近所でリーズナブルな買い物ができるスーパーや市場は改めて必要になってくると思われる。



ここ20年の間に、郊外ショッピングセンターの乱立で、中心地の商店街やデパートは壊滅的な打撃を被ってきて、皮肉なことに最近では郊外ショッピングセンターまでもが右肩下がりの売上げとなっている。



時代のニーズやその都市のニーズにあったマーケティングが個々に必要になってきています。



いろいろな試みにチャレンジしていく姿勢が重要です。



柳橋の連合市場に記念撮影用の顔出しパネルは考え方によっては、取るに足らない些細なことかも知れませんが、こういう小さなことの積み重ねが大きなウェーブの引き金になるような気もいたします。



福岡市民として、また柳橋の連合市場が活況となることを楽しみにしている1人です。
































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